格闘技の本
June 21, 2005
オススメ本【廬山初雄 日々研鑽―極真空手・盧山初雄の空手極意書】
日々研鑽―極真空手・盧山初雄の空手極意書
盧山 初雄
廬山初雄。
極真会館(松井派)で最高顧問・主席師範、極真会館脱退後は、自らの提唱する「極真館」を主催し、極真空手の普及に努めています。
極真でも古参の方で、その武勇伝は枚挙にいとまがありません。
極真の世界で初めて、「下段蹴り」を主体とした組手で、世界を相手に暴れまくったことで有名です。
極真だけじゃなくて、中国拳法の意拳を修行したり、様々な武道のエッセンスを取り入れ、独自の武道論を展開しています。
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June 10, 2005
オススメ本【驚異のナンバ歩き】
ナンバ歩きって、知ってます?
簡単に言えば、右手右足を同時に出し、半身を繰り返しながら歩くことです。
この歩き方から発展して、武道の様々な身のこなしに応用されています。続きを読む
May 12, 2005
アントニオ猪木に感動した!
ヒロ斎藤さんって、ご存知ですか?
・・・このブログにトラックバックしていただいた人なんですけど(笑)
彼は、2001年に突然の病に冒され、仕事もできなくなり、闘病生活を続けながら、失業保険をもらっていたという体験の持ち主です。 今は、サイゴンへ旅行されるくらい元気になってますが(笑)。
そのヒロ斉藤さん。病に犯され、闘病生活をしているときに出会ったのが、アントニオ猪木の本だったそうです。 その時の感想と、アントニオ猪木の本のくだりを、ヒロ斉藤さんのブログで紹介されていたので、ちょっと拝借します。
2001年、突然の病に冒された私は、とうとう仕事も出来なくなり、失業しました。
時は不景気のどん底、闘病生活を続けながら、職安に失業保険をもらいに行く惨めな日々が続きました。
夜、眠っている間だけが唯一の安らぎでした。昼間起きている間は、希望の無い、現実の恐怖に、その苦痛に耐えられず、眠りだけを求めていました。そんな時、繰り返し寝る前に読んだのが本書の次の箇所です。
私は自殺しようと思った。借金地獄に家族だけは巻き込みたくなかった。借金はもうどうしようもない額になっていた。どんなに頑張って稼いでも絶対に返せない金額だ。私は掛け捨て保険に入ろうと思った。私が死ぬことで解決出来るなら死ねばいい。それが倍賞美津子に対する最後の愛情だった。私も現実の苦しみに疲れ果てていた。 どうせ死ぬなら、私らしく闘って死にたいと思った。何だか無性に泣けてきた。
苦しいときは、「自分だけが苦しいんだ」って、思いがちですよね。
でも、あのアントニオ猪木ですら、「自殺しようと思った」ほど、苦しんだ時期があったんです。
アントニオ猪木は、その外見からは想像できないほど、繊細な人だな、と思います。真摯な人でもあります。 どの世界でも、成功者というのは、デリケートな心の持ち主が多いものです。 病で失望していたヒロ斉藤さんを元気付け、救ったのは、アントニオ猪木の人生だったんですね。
すばらしいお話を教えてくれた、ヒロ斉藤さん。ありがとうございました。
ヒロ斉藤さんのブログは、こちらです。
April 24, 2005
極真会館館長 松井章圭の半生
できれば三十代であることが条件だ。
老人が司る国は栄えることがない。
冒険をしないし、他人を認めないし、人を疑う。
これでは衰退していくだけだ。
そして最強を追い求めてきた極真空手である以上、圧倒的に強い人間でないといけない。
敢えていえば、世界チャンピオンになった人間である。
百人組手を達成した者であればいうことはない
北之口 太
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March 07, 2005
芦原英幸 いのちの言葉
「おい、紙と鉛筆を持ってきてくれ。いいか、俺が今から言うことを一言ももらさずに記録しろ。じきに俺は話せなくなるらしいから」
そう言うなり、若き日の知られざる側面、芦原会館設立への険しい道のり、そして空手道普及に全力を傾けた日々などを、赤裸々に語り始めた。
晩年には、病が進行し、口が利けなくなった。それでも、門下生達、空手を愛する全ての人々、そして空手界全体のため、という信念から、熱い眼差しをもって文字盤を指で追った一文字一文字の結晶が、本書を形作ったのである。
道場に来て、昔は昔は、と言う人に限ってその途中が抜けている。自分を強調したいばかりに、昔のことを大きく言って自分を大きく見せたがる。昔のことを話しても、後輩が興味を示さなくなってくると、だんだん話を大きくする。こういう人はさみしい。自分の世界に酔わないこと。
芦原英幸 いのちの言葉―空手を愛する人々へ