July 10, 2005

坂本竜馬に学ぶ【人と違うことをしろ!

「人と同じことをしても、成功しない」
とは、よく聞く言葉です。

要するに、みんなと同じことをしていても目立つことがないし、一目置かれることもない、ということですね。

坂本竜馬も、そう考える人でした。
竜馬の言葉に、とっても印象深い言葉があるので、紹介しますね。





衆人が皆善をするなら、己独りだけは悪をしろ、逆もまた然り。


皆が良いことをするならば、自分一人だけは悪いことをしろ。
皆が悪いことをするならば、自分一人だけは良いことをしろ。

という、教えです。
皆が良いことをしている中で、一人だけ悪いことをするのって、勇気がいりますね(笑)。

私には、とても出来ませんよー。

・・・って、これって言葉をその通りに受け取っても真の意味ではないと思います。

「人と違うことをしろ!」
「皆の後追いでは、皆と同じ事しかできない」


という事を、竜馬一流の言い回しで表現したものだと思います。

確かに、竜馬はこの言葉どおりの事を実践しています。

武市半平太が、土佐藩あげて勤皇藩にしようと、土佐勤皇党を立ち上げ、朝廷工作に躍起になっている時に、竜馬一人は脱藩して独自の道を歩んでいます。

世の中が尊皇攘夷に荒れ狂う時、竜馬一人は、幕臣・勝海舟の弟子になり、神戸海軍塾でせっせと海軍を習っていました。

世の中が倒幕に傾いた時、大政奉還案を引っさげて、無血革命を提唱しました。

大政奉還が成った後、薩摩や長州の志士たちが新政府の中軸に座ろうとしていた時に、新政府に加わらず、「世界の海援隊をやりますかな」と、時勢から一歩引いたような動きを見せました。

「人がやるから、自分もやる」
「世の中がそうだから、自分も同調する」

という、安易な道は選択せず、竜馬独自の時勢観や価値観で動いていました。
これって、コーヴィー博士の「7つの習慣」にある、「主体的に生きる」こととつながっているように思います。

7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!




だからこそ、竜馬の生き方は輝きを放って、今の時代にも人の心を惹きつけるんだと思います。

単に、人と違うことをすると目立つよ、という教えではなく、

自分の価値観、人生観、時勢観に基づいて、確固たる精神をもって、自分自身の人生を生きる。他人の真似事ではなく、自分の考えで自分の人生を生きる。

という、非常に奥深い教えだと思います。

竜馬の考えは、このように奥深いところにあるものを、誰でも分かりやすいように簡単な言葉で表現したものが多いと思います。

ここに、坂本竜馬という人間の奥深さと、人に対する大きな優しさを感じたりもするのです。

と、いうことで「自分の信じた道を生きよう」ということでした。


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mmmmy60137 at 22:44│Comments(0)TrackBack(0)坂本竜馬 

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