April 27, 2005

4月26日の、あの日

今日はちょっと回顧録を・・・。
 
11年前の4月26日。

私は極真会という刺繍の入った道着を着て、道場に立っていました。
その日は、いつもの稽古の雰囲気とは明らかに違い、なにか道場生全員の顔がこわばっていました。
 
もちろん、師範代の顔もこわばっていました。
 
それでも、いつもの稽古と同じように、メニューは進んでいきます。

「三戦立ち、よーい!」
「正拳中段突き、始め!」
 
それは、外から見るといつもと変わらぬ稽古風景。
でも、私を含め、その道場の中にいた人間の心中は、穏やかではありませんでした。
 
 
皆、知っていたのです。
 

それでも、誰も「そのこと」を口に出す者はいませんでした。
でも、今から思い出すと、その日の稽古内容はいつもとは若干違っていたのです。
やたら、基本稽古の本数が多かったのです。
 
そして、その基本稽古の1本1本が、とてつもなく重い意味をなしているんだと、なんとなく直感しました。
いつもより多い基本稽古。それは、「立ち方三年、握り方三年」の教えのまま、空手で一番重要な稽古だったのです。
 
普通なら、スパーリングが始まる時間帯。
師範代が、本日の稽古の終了を告げました。
不動立ちのまま、師範代の方に向き直る道場生たち。
師範代が、これから何を口にするのか、皆分かっていました。

「・・・・・本日、大山総裁がお亡くなりになった・・・・」

1994年4月26日の記憶です。
 
このブログを運営するまで、「その日」は遠い記憶の向こう側にかすんでいました。

今、記憶を辿りながら書いているので、不確かな部分も多いと思います。
あれから11年。自分は、極真で学んだ事をどれだけ自分の血肉にしているのか?
 
「極真は絶対に背中を見せない」
 
辛い時、悲しい時、決断しなければならない時。

汗を流した青春道場の一コマを、もう一度記憶の端から引っ張り出して、強く生きよう。

安易な方向に流されつつある自分に、今一度、押忍の精神を。
 
 

 


mmmmy60137 at 00:04│Comments(0)TrackBack(0)大山倍達 

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