February 2005

February 26, 2005

事を成す

今日は、坂本竜馬の言葉から。
 
竜馬は、北辰一刀流の千葉貞吉道場で、塾頭を務めたほどの剣の達人だったということで、「武道家」として取り上げますね。
 
実は、私が一番尊敬している人物です。
 
では、その竜馬の言葉を・・・
 
 

世に生を得るは 事を成すにあり

 
いかにも、幕末の志士らしい言葉であり、竜馬の生涯を端的にあらわした名言だと思います。
 
この世に生きている意味は、自分の思い描く理想や、仕事を成し遂げることである。
 
と、言う意味にとらえています。
 
シンプルですね。でも、すごく力強い言葉です。
 
当時は、幕藩体制の時代でした。生を得たものは、すべて身分で縛られ、武士であれば、主君のために命を捧げるのが、宿命であり、常識でした。
 
つまり、当時の常識から言うと、この世に生を得るのは、主君に仕えるためであり、御家を存続させるためである、というものだったのです。
 
そうした時代に、「事を成す」ことを人生の目的におくということは、極めて非常識であり、先鋭的であったのです。
 
もちろん、当時の「志士」は、大なり小なり、「事を成す」ことを命題として、己の命を捧げていたのだと思います。
 
最近、「7つの習慣」を読んだんのですが、その中に「主体的に生きる」ということが書かれていました。
 
世の中の大方の人は、自分の身の回りに起きた現象をとらえて「反応的」に生きています。
 
そうした中で、自分をしっかりと世の中で自己実現でき、幸せな人生や成功を勝ち取るためには、「主体的に生きる」ことが大切だと。
 
まさに、竜馬は、幕藩体制にとらわれずに、主体的に生きた人物だったといえるでしょう。


February 24, 2005

K-1Max見た?

K-1を見た後は、必ず腕立て伏せをしてしまいます(笑)。
 
今日は、武道家の教えはちょっとお休み。
というか、あんまり固い内容ばかりだとね、書いてて重たくなってくるんで。
たまには、こうして気軽に書いていこうと思います。
 
それにしても、小比類巻です。
今日のK−1max、結構見ごたえありましたね。
決勝戦の前蹴りは見事でした。
 
最近の格闘技は、回し蹴り全盛で、前蹴りはあまり使われませんよね。
回し蹴りの方が蹴りやすいし、怪我をする危険性も低いからかな?
 
前蹴りを出すのって、意外と勇気がいるんですよ。
中足(ちゅうそく)を返して蹴るんですが、ブロックされると、すぐに足の指先を怪我したりしますから。
 
でも、今日の試合の小比類巻選手の前蹴りは、対戦相手にとって、見えなかったでしょうね。
 
蹴りの初動で、前かがみになったまま、前蹴りが出てきましたから。
相手から見ると、小比類巻選手の懐から、いきなり目の前に足が出現したようなもんです。
 
ムエタイの選手は、前蹴りをうまく使います。主に、間合いをキープするために使ったりしてるようですが、回し蹴りに目がなれた選手にとって、逆に見えづらい、必殺の蹴りになるような気がしますよ。
 
一見、ハデに見える蹴りよりも、地味な前蹴りの方が、スピードもあるんで、有効かな、と改めて思いました。
 
・・・それにしても、武田幸三・・・・・
 
またしても怪我に泣いてしまった・・・・・・残念!
 
トーナメントなんだから、怪我をしないように、もっと上手に戦えよっ!って思いますが、一戦一戦、魂を込めて戦うその愚直なまでの姿勢が、武田選手の男気であり、一番の魅力なんだろーな。
 
次、頑張れ!
 
ところで、グローブ欲しいと思ってたら、いいサイトを見つけました。
サンドバッグを叩くのに、良いグローブですよ。
 
 
グローブをはめると、「その気」になりますよね。
ついつい、シャドーに力が入ったりします。
 
 
 


February 22, 2005

人の質が、すべてを決める


人、人、人 すべては人の質による

少林寺拳法開祖 宋道臣
 
この言葉は、少林寺拳法の開祖、宋道臣が戦後の日本に、「人づくりによる国づくり」の理想を掲げ、少林寺拳法を始めた時のきっかけとなったものです。
 
いくら、生活が豊かになっても、全ては人の質による、という言葉は、まさに物質社会、大量消費社会に生きる我々にとって、非常に示唆に富んだものだといえると思います。
 
さて、最近のビジネス界では「仕組み」がブームです。
 
「売れる仕組み」
「寝てても自動的に儲かる仕組み」
「人材を育てる仕組み」
 
等など。
 
確かに、「仕組み」は大事です。
会社内においても、明確なルールを決めて、効率よく会社運営をしていく必要があります。
 
でも、「仏作って魂入れず」
 
ということにならないようにしなければなりません。
いくら、素晴らしい「仕組み」が出来たとしても、その「仕組み」を動かすのは、人間ですよね。
 
人の質が低いと、仕組みそのものも、うまく機能しません。
ついつい、「仕組みを作ったから、これでいいや」となってしまいがちですが、長期的に見た人材育成を怠ると、将来、大変なツケが回ってくるかも知れません。
 
人の質とは、専門的なスキルや知識などはもちろんですが、もっと総合的にみた、「人としての格調高さ」を磨いていくことが、ビジネスの世界でも必要になる時代がやってきそうな気がします。
 
従来のアメリカ的な効率主義経済から、もっと「人の質」に重点をシフトした、東洋的な経営感覚、とでも言うんでしょうか?
 
困難に負けない忍耐力。
困難に立ち向かう勇気。
 
など、ビジネスに必要な要素は、つまるところ、「人の質」が原点になりますよね。
 
と、いうことで、「仕組み」も大事ですが、「人材育成」の重要性も、今後ますます高まってくるということです。
 
えー、今日は長くなってしまいましたが、この教えは、私が最も好きな教えの中の一つだったので・・・。
 
 


February 21, 2005

金を失うのを怖がるな


金を失うことは小さい事である。
信用を失うことは大きい事である。
勇気を失うことは自分を失う事である。

極真空手創始者 大山倍達
 
 
ビジネスは、利益の追求でもあります。
ビジネスマンや企業にとって、「金を失う」ことは、一番怖いことであり、大きいことです。
 
でも、大山倍達氏は、「金を失うことは小さいことである」と、言い切っています。金よりも、信用を失うことの方が大きいと。
 
これは、最近増えている企業の不祥事をみれば、すぐに分かりますよね。
目先の利益にばかり目がいって、本当に大切なものは何かを見失った結果が、多発する不祥事であり、不祥事に端を発した、売上の激減でもあります。
 
一番大切なことは、やはり顧客の信用・信頼を裏切らないこと。
そのためには、目先の利益を失うことを怖がらないこと。
 
その勇気を持つ必要があるんですね。
 
「勇気を失うことは、自分を失うこと」
 
自分を失った企業は、淘汰されるしか、道はありません。
 
 


February 17, 2005

道を作る


この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 
危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となる 
迷わず行けよ 行けばわかるさ 

 アントニオ猪木「道」
 
アントニオ猪木が武道家かどうかは、さておいて(^^;)
 
さすが世界のイノキなのだ。彼の言葉ひとつひとつは、一つの道を極めたものにしか発すことのできない、特別なオーラが漂っている。
 
そういう意味では、真の武道家ともいえると思います。
 
さて、今回の言葉は、「道」というテーマです。
 
「この道を行けばどうなるのか」という不安は誰でも持っています。
 
新規事業を興すとき、起業を決意したとき。
また、今までに社内になかった、新しいルールを作り、試すとき。
 
ビジネスとは、仮説と検証の繰り返しだとすれば、常に自分たちの前には、新しい「道」が待ち受けているわけですよね。
 
でも、私もそうなんですが、何か新しい事をしようとすると、そこから一歩踏み出す勇気が、なかなか出てこない。
 
「頭で考えるんだけど、行動できない」
 
という事態になってしまいます。
 
でも、行動を起こさない限りは、道はできないし、何も変わりません。
勇気を持って一歩踏み出したときに、現実が、そして未来が変わり始めます。
 
「踏み出せば 一歩が道になる」のです。
 
アントニオ猪木は、一歩踏み出すことの大切さ、をこの言葉(詩?)に託しているように思います。
 
そして、「行けばわかる」のです。
 
行動の結果、成功するか失敗するかは、それこそ行動しないことには分かりません。
 
たとえ、失敗したとしても、そこから学び、また歩み続けることが出来ます。つまり、失敗を繰り返すたびに、成功に近づいているとも、言えるでしょう。
 
最悪なのは、「理屈や理論では分かっている」のに、「行動しない」ことです。
 
軽挙妄動は、あまり良くないとは思いますが、何もせずにじっと立ち止まっていることの方が、罪は重いと思いますよ。
 
異種格闘技戦、リアルプロレスの追及にはじまり、様々な新しい分野を切り開いていった、アントニオ猪木の行動力。
 
是非見習いたいもんですね!                                                          


February 15, 2005

目立とう!


「出る杭は打たれるものさ。それが嫌なら何もしないことだ」

極真空手創始者 大山倍達
 
 
ビジネスは、とんがった方が面白いです。
他の会社や人がやらないことをやって、目立たないといけません。
 
色々叩かれたり、嫌われたりもしていますが、その意味ではライブドアの堀江社長は、すごいですね。
 
堀江社長は、めっちゃ「出る杭」です。
他の会社や人よりも、目立つことをやってます。他の人がやらない事をしています。
 
でも、ほとんどの人は、他の人と同じであることに甘んじています。
他と同じだと、安心するんですね。
 
でもって、「出る杭」を叩くほうにばかり気がいってます。
批判するのが好きなんですね。(私も、同じですが(汗))
 
ビジネスをする以上、目だって、とんがって行きましょう。
 
何か行動を起こせば波紋を呼びます。
 
あなたは、波紋にびくびくするタイプですか?
 
それとも、波紋を喜ぶタイプですか?
 
 


選択と集中


「特技を磨くとは自分を磨くことだ。
自分をみがくとは自信を磨くことだ」

極真空手創始者 大山倍達
 
 
空手の世界で「特技」といえば、例えば「後ろ回り蹴り」や「上段蹴り」などという、技になります。
 
そうした技を磨くのには、長い年月と忍耐、努力、向上心など、あらゆる要素が必要になります。
 
その技を磨く過程では、まさしく人間としての力が試されているんだと思います。
 
技を磨く。ひたすら磨く。
 
その中で、自然と自分自身も磨かれていきます。
そうして得た、「自分」という確固たる存在は、そのまま自信にもつながり、堂々とした、何者にも依存しない「自己」が形成される。
 
そのことを言い得た言葉だと思います。
 
 
さて、ビジネスの世界にあてはめると、どうでしょう?
 
私の解釈では、「特技を磨く」とは、「選択と集中」に他ならないと思います。
あれもこれも、色んな事業をつまみ食いするのではなく、確固たる会社の理念、めざす方向性に沿った事業を選び、その事業に特化していく。
 
ある分野を決めて、それにまい進することで、自然と、その分野の知識、スキル、戦略などが練れてきて、他社には真似できない、独自のノウハウを築くことが出来ます。
 
会社の特技である事業を「選択」し、それに「集中」する。
このことを徹底すると、必ずレベルの高いプロ集団になると思います。
 
ところが、自分も含め、これがなかなか出来ないんですね(悲)。
 
あっちのビジネスが儲かりそうだと言っては、フラフラ、フラフラ。
結局、色んなことに手を染めるけど、すべてが中途半端で終わってしまい、癸韻砲呂覆譴覆ぁ
 
挙句の果てに、自信を失って・・・
ってこと、ないですか?
 
選択をするということは、同時に、なにかを「捨てる」こと。
 
勇気がいります。
 
「もし、選んだ道で失敗したらどうしよう」。
 
迷いが出ます。
 
でも、断固として、自分の選択した道に集中するんです。
 
そうすることで、目標がぶれません。色んな工夫が生まれます。
 
選択と集中は、ランチェスターの1戦略にも通じます。
 
会社の特技は何か?
 
それを見極めて、わき目もふらずに事業に専心する。
それが大事なんですね。
 


February 13, 2005

自己確立と自他共楽


自己確立と自他共楽

少林寺拳法開祖 宋道臣
 
少林寺拳法の根幹をなす教えです。
 
まずは、しっかりとした「拠り所」となる自己を確立しなさい。
その後に、「己も他人も共に楽しむ」自他共楽をめざしなさい。
 
という意味です。
 
ビジネスの現場において、意外とこれが出来ていないケースが多いんですね。
 
「会社がちゃんとしてくれないから」
 
という、クレナイ星人。
 
自分の仕事の責任をしっかりと果たしていなのに、チームワークのみを大切にしようとする、弱者同士の甘ったれた、モタレアイ星人。
 
理想の姿は、自己に与えられた責任をしっかりと果たしたうえで、自分も他人も、同じ仕事の目標に対して、お互いに協力しあう、ということでしょう。
 
自他共楽は、会社内だけじゃなくて、お客様と会社の関係にもあてはまります。
 
自社の利益のみを考えて行動するということは、自分のみ楽しむというスタンスであり、長い目でみて、良い商売ができるわけありません。
 
まずは自分たちが楽しみ、そしてお客様にも楽しみを与えてあげる。
 
こんなビジネスのスタイルを築いていくべきでしょうね。
 
 


February 08, 2005

すべては実践から

 

実践なくんば証明されず。
証明なくんば信用されず。
信用なくんば尊敬されず。

極真空手創始者 大山倍達
 
 
極真空手を創った、大山倍達総裁の言葉です。
当時、寸止め(体に当たる前に付き蹴りを止める)が主流だった空手界に、アンチテーゼを投げかけ、直接体に当てる、実践フルコンタクト空手を標榜した、大山氏ならではの言葉ですね。
 
この言葉の通り、極真空手は「実戦」を通じて、その強さを証明し、多くの門下生と、熱狂的なファンを持つにいたりました。
 
さて、この言葉をビジネスの世界に当てはめてみると・・・・
 
・・・・言葉の通りですね(笑)
 
すべては、「実践」することから始まります。
新しい事業や、新しいビジネスアイデアは、比較的誰でも考え出せると思います。
 
でも、考えると、行動するとでは、大変な違いがあります。
何でも、始めの一歩は難しいもの。
 
実践(行動)できない理由は、「失敗するのが怖い」という意識が働くからだと思いますが、いずれにしても、行動しないことには、頭で考えたビジネスアイデアの良し悪しは証明できません。
 
証明できて、初めて信用されるんですね。
 
最近、起業ブームですが、中には自ら「実践」や「証明」をしていないのに、あたかも既に成功した風を装って、机の上で聞きかじったノウハウを売ってる人もみかけられます。
 
でもね、それは本当に泥にまみれて実践していないわけですから、長続きしないですよね。
 
すべては、自分自身が実践すること。
ノウハウコレクターにならないように、自らも戒めなければ・・・。


February 07, 2005

このブログのコンセプトについて

こんにちは!
 
『武道家の教えとビジネス道』の発行者、森本です。
このブログでは、武道や武道家の教えをテーマに、それらを、どのように人生やビジネスに活かすか、を書いていきます。
 
武道の教えってのは奥が深いんですよ。
 
悩んだとき、辛い時、そんなときに、武道の教えは役立ちます。
私自身、いままでの人生の中で、どれほど武道の教えに支えられてきたか分かりません。
 
いわば、私のアイデンティティを形作っている原点ともいえます。
 
現在、会社員として生活していますが、ビジネスの現場においても武道の教えは、本当に役にたっています。
 
ビジネス的な意味で武道の教えがあるわけじゃありませんが、その教えを深く読んでいくと、様々な「気付き」を得ることができるんです。
その気付きを、いかにビジネスに活かしていくか?
こんな事にも、武道の教えは役立つのです。
 
武道というと、いかつい、しかめっ面したイメージが強いですが、分かりやすく、肩肘はらない表現でかいていきますので、是非お読みくださいね。
 
では、スタート!